コージーミステリーが好き(4) ミセス・ポリファックス・シリーズ (ドロシー・ギルマン)
2021-06-06


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ミセス・ポリファックスは、60代もだいぶいった未亡人。生活の心配はないけれど、生きていくはりあいもない。どうせなら、人の役に立とうと、いきなりCIAに行った。
 もちろん断られるわけだが、面がわれていないということから、小さな仕事で使われることになる。ばあちゃんのスパイ。この設定自体、荒唐無稽だが、話の筋も結構ご都合主義的なことばかり。だけど、そこは問題じゃないのよ。
 ミセス・ポリファックスには、一昔前のよきアメリカ人のいいところが揃っている。強くて、明るくて、健康。いつもしゃきっと背筋をのばして歩いている。
 会話でも、教訓めいたことや名言は言わない。ただ、健康的な常識や品が感じられるのがよい。あんな風に話せるようになりたいと思ってしまう。
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