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わたしたちが見かけるウシは、たいていミルクか牛肉をとるために育てられている。
巨大な牛舎のなかで、横並びに繋がれているところは、テレビなんかでよく見る光景。
ひたすらエサを与えられ、ミルクをしぼられる。
そうやって暮らしているウシは、次第に額が小さくなっていくらしい。
数世代経つと、脳が3割くらい小さくなっていくのだそうだ。
逆に、放牧されていて、食べたい草を自由に食べているウシは、額の幅が広くなっていくという。
うーん、なんか身につまされる話。
アタマが大きくなるように生きなきゃね。
小顔にも憧れるけど・・・それはまた別の話。
(ロザムンド・ヤング『牛たちの知られざる生活』アダチプレス.2018)